モルフォ人体デッサン が凄い‼ レビュー 感想
早速、絵を練習しようと思い、絵の教本を買いに本屋へ行ってきました。
何かいい教本はないかと店内を見て回ると、漫画・イラストの描き方コーナーの棚に並んでいました。見た瞬間にこの本はほかの絵の教本とは大きく違うなと分かりました。
それはこの本の厚さです。普通のこういった絵の教本は150ページくらいです。おおくても200ページくらいの厚さです。
しかしこの本のページは319ページです。普通の教本の1.5~2倍のページ数です。
(値段は2000円程度でふつうの絵の教本とほぼ変わりません。コスパいいがかなりいいです。)
本を開いて、さらに驚きました。ページのほとんどが骨格や筋肉組織が細かく描写されているイラストで埋め尽くされています。余計な文章がありません。(これは人によって評価は分かれると思いますが……)
すぐにこの本を買って帰りました。
今回は
グラフィック社から出ている。
モルフォ人体デッサン 形態学による人体を描くための新テクニック
のパラパラと読んでみた感想を描いていこうと思います。
モルフォロジーとは
タイトルにも書いてあるモルフォとはモルフォロジーの略です。
モルフォロジーとは、日本語で言う形態学のことです。
形態学なんて言われてもピンとこない人がほとんどですよね。僕も全くわかりません。
調べてみると形態学とは生物学のひとつで、生物の体制や構造を研究する学門らしいです。絵を描くうえでよく耳にするのが解剖学ですが、研究する対象によって形態学は解剖学などの分野に分けられるそうです。
つまり、解剖学よりも幅広いジャンルを扱っている学問ということです。(ざっと調べただけなので間違っていたら、ごめんなさい……)
美術系の解剖学の教本の違い
僕は美術系の解剖学の本も持っているのですが、モルフォ人体デッサンとは大きく違うところがあります。
それは動きの有無です。
今までの解剖学系の本では、描かれている人体は動きがなく、一定の角度からしか描かれていませんでした。しかも部位ごとにきれいに分かれており、その部位に繋がっている部位は省略されています。また、解剖学としての医学的な側面が強いせいか、人体の絵よりも骨や筋肉に関する文章の方が多いです。
正直な感想としては今までの美術系の解剖学の教本は絵を学ぶには退屈すぎます。
僕も解剖学の本は買ったはいいものそのまま積んでしまっている状況です。
モルフォ人体デッサンの教本はその逆だと、考えていいでしょう。
モルフォの本で描かれている人体は ダイナミックな動きがあり、また様々な角度から描かれていて、飽きることがありません。また、部位のつながりも省かずにしっかりと描かれています。肩から腕にかけての部位など、動きによっても非常に豊富に描かれています。また文章も最小限に抑えられており、非常に見やすくなっております。
デメリットを上げるとすれば、載っているデッサンが非常に多いため、デッサンが荒くなっています。ただ、非常にレベルの高い人によって描かれているため、ラフでも全然、絵の勉強になります。むしろ絵を描く人にとっては解剖学の丁寧なスケッチの絵よりもこっちのラフの方があっているかもしれません。
こんな人にオススメ
・解剖学の本を買おうと悩んでいる方。
モルフォ人体デッサンの方が断然おすすめです。
・模写が大好きな方
余計な文章がなく、何も考えずに模写できます。
・マッチョを描くのが好きな人
筋肉の構造がわかりやすく描かれています。
・初心者から上級者まで
どのレベルの人でも、勉強になると思います。
まとめ
モルフォロジー(形態学)≒動きのある解剖学
僕もこの本で頑張って絵の勉強をしようと思います。
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