絵が上手くなりたいブログ

絵が上手くなるために模写や絵の教材本を読んで、その結果や成果、感想を報告するブログ

絵が下手ってどういうこと?絵の上達に必要なこと。

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今回は下手な絵について考えてみました。そこから絵が上達するために必要なことを記事にしました。

下手な絵とは 

下手な絵ってどういう絵か説明します。

下手な絵は三つに分類することができます。

・絵を雑に描いている。

・描いているものの構造を把握していない。

・描きたい物が曖昧である。

ひとつめは絵が雑に描いてあるというのは、時間をかけてないということです。

絵に時間がかけられないのは、二つの理由があります。

・単に時間がない。

・絵を長時間描く体力を培ってない。

それが原因で絵が雑になってしまいます。

ふたつめは描いているもの構造を把握していないです。例えば、人を描きたいのであれば、人体の骨や筋肉を理解していなければなりません。小物を描きたいならば、その小物の構造を頭の中で理解していないといけません。

上の二つに関していえば絵の練習をしていれば、解決できます。とりあえず、何も考えず模写していけば、長時間絵を描く体力もつくし、描くもの構造も自然と身に付きます。

 

今回の記事で書きたいことは一番下

描きたい物が曖昧であるについてです。

 

描きたい物が曖昧というのは、いくら絵の練習や模写をしても解決する問題ではありません。これは他の二つの絵が下手な理由と大きく違います。青字の上ふたつの理由は知識や技術に関するものです。練習や経験を積めば、身に付くものです。

しかし、赤字の一番下の理由についてはいくら練習や経験を積んだからといって、解決する問題ではありません。これは心構えの問題なのです。

 

なぜ描きたい物が曖昧だと絵が下手なのか

この画像を見てください。

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この画像はこの記事のタイトル画像のために描いた絵です。

かわいい女の子と書かれた横に冴えない女の子が描かれています。

みなさん、この絵を見てどう思いました。

全然、かわいくないじゃん。この絵を描いた人はかわいい女の子が描けないんだな。

絵が下手なんだな。

と思いませんでしたか。

なぜ、こういうことが起きるかというと

絵のテーマと実際描かれているものが相違があると、下手に思われてまうのです。

例えば、女の子の横にパッとしない女の子の絵と描かれていれば、この絵は下手に思う人は少なくなるでしょう。

 

別の例をあげてみましょう。

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この絵はわざと下手な絵を描いてみたという記事で描いた絵です。

見ての通り、手が異様にでかいです。

人体デッサンの観点からこの絵は誰がなんて言おうと0点の絵です。

しかし、手が異様にでかい漫画のキャラクターと言われれば、絵として成立します。

 

 

e-joutatu-rensyu-mosya.hatenablog.com

 

それでは絵のテーマとは一体何なのでしょか?

絵のテーマとは作者が一番描きたいものです。

このブログは絵を描く人に向けて、記事を書いています。普通、テーマといえば作者が伝えたいものと考えるかもしれませんが、絵を描く人の視点に立てば、自分が描きたい物が伝えたいこととイコールなのです。

だから、描きたい物が曖昧だと自分の描きたい物が伝えられません。

どうすればいいのか?

それは普段から何を描きたいか具体的に理解していなければなりません。

例えば、かわいい女の子の絵を描きたいと思ったら、かわいい女の子について入念にリサーチしなければなりません。かわいい女の子は笑顔が素敵だとか、かわいい女の子は髪の毛がサラサラだとか、自分が思いつくだけのかわいい女の子の特徴を言葉や文章にしてみてください。そして、書き出したものを自分の絵に描き出してみてください。

それを、繰り返すことにより、自分の描きたい物が明確になっていきます。

描きたい物が明確な絵は、たとえ絵の技術が足りなくても、それ以上に魅力的な絵になります。

普段から自分が何を描きたいのか具体的に意識してみてください。

その情熱こそが絵の上達に一番必要なことです。

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